10月5日に第1回「簡単経営講座」を開催しました。コンセプトは、「医師が経営について
知っていなくてはいけない、実践的な知識が3回で身に付く」でした。
世の中で、経営について多くの本が出ています。でも先生方は「どれから手をつけたらいいか
分からない」という方や、「理論を学んでも、実践には繋がらない」という問題意識をお持ち
ではないかと思って開催させて頂きました。
ご参加者は病院長、開業医の先生、勤務医の先生、医学生と多種多様でした。当日のご参加者
から頂いたフィードバックでは、一応狙いは当り、「分かり易かった」、「実践に使えそう」
というご意見をいただきました。
第1回目のテーマは「ロジカルシンキング」(経営の判断はどう行なうか?)と「事業計画」
(経営の数字の見方、作り方)で、「ロジカルシンキング」に比べ「事業計画」は難しかった
ようです。(教えるほうの課題もあったかもしれません。)
演習では、「固定費」、「変動費」と「損益分岐点」をやらせていただきました。
「開業している近隣に競合医院が開設した。利益を出すためには、何に投資をすれば良いか?
どこまで患者が増えれば、投資は利益を生むか?」。投資金額を、患者一人当たりの診療報酬
で割った数を、「必要患者数」とするといつまで経っても利益は出ません。これを解くために
は、「固定費」、「変動費」、「損益分岐点」という概念が必須で、これは診療所を営んでい
ようと、病院に勤務していようと、必ず考えなくてはいけない「基本」となります。
一方、一旦理解してしまえば比較的簡単な概念で応用も効くので、この演習はそれなりにお役
に立てたのではないか、と思います。
一方、「最後まで腑に落ちなかった」とフィードバックいただいたのが「減価償却」について
でした。「減価償却」は税法上設定された概念で、実際のキャッシュ(お金)が出て行かない
のに、コストは発生します。将来投資を考える上では重要な概念であり、当社が再生に入った
案件でも減価償却をしていなかったために、黒字でありながら潰れてしまった病院もあります。
ただ、「架空」の数字なので、イメージがわきにくく、内容をお伝えするには、まだもう一工
夫いるのかな、と反省させられました。次回以降、「減価償却」については追加講義を予定し
ています。
今回、講義の初めにそれぞれのご参加者に自己紹介をしていただき、「経営についてのイメー
ジ」を語っていただいたこともあり、ご参加者同士の交流も活発に行なわれました。考えてみ
れば、私がビジネススクールに留学した時も、「良かったこと」は講義半分、仲間を得たこと
が半分、でした。医師という仕事をしている中で、「経営を学ぶ」という関係で立場や世代を
越えた仲間が出来ることはそうないので、良い機会となったのではないかと思います。
今回、ご都合により1回目だけにご出席される先生もいらっしゃいますので、残りの2回目、
3回目に追加でご参加者を募っています。
ご興味のある方は是非お問い合わせください。
↓「医師向け簡単経営入門講座」についてはこちら↓
http://www.mediva.co.jp/info/2008/10/post-88.html
(お問い合わせ先 contact@mediva.ne.jp 担当:山本)
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