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- メディヴァ メールマガジン No.002(2004/07/05)
編集後記

今回、「ベンチマーキング」に関連して、医療連携について触れさせて頂い
た。医師同士の個人的なレベルでの「医療連携」は昔から存在していた。開業
医が、患者のCT、MRIを撮るために、または手術や入院を行うために、医局
系列の知り合いや先輩、後輩に依頼するなどはその典型的な例であった。当
時は、病院も診療所も「自己完結」が原則であり、「自己完結」の手に余るケー
スが他の医療機関に回された。また、連携を望むのはどちらかというと診療
所側で、大病院にベッドを確保できる開業医の先生は患者さんにも評判が高
かった。(余談であるが、最近リメイクされてまた評判を呼んだ「白い巨塔」
の原作を読むと、昭和30年代後半、地元医師会が大学病院のベッド確保のた
めに、主人公の財前五郎を教授選に推す過程が詳しく語られているのは興味
深い。)

昨今、「医療連携」は病院にとって大きな課題となっているが、これは残念
ながら個人レベルで自然発生的には実現しない。
病院経営者の方とお話をするとき、「医療連携は営業です」と言って嫌がら
れることもあるのだが、私はそう思っている。営業の基本は、まず「自分を
知ってもらう」こと。これは、営業マンの人間性を売り込むという意味では
なく、自社の製品と何故、うちの製品を使うとお客様にとって「得」があるか、
ということを理解してもらうことを意味する。
  個人的レベルで自然発生していた「医療連携」は連携するもの同士に「得る
もの」があるから、実現していた。今、促進されようとしている医療連携も
同じく、患者様もしくは医療者側に「得るもの」がないと、実現されない。

(佳)

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