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ビジネス界ではマーケティング上の重要なポイントを「4つのP」で表しています。「4つのP」とは、「Product(製品)」、「Price(価格)」、「Promotion(訴求方法)」、「Place(場所=販売チャネル)」の4つです。ターゲットとする顧客に対して、どのような「Product(製品)」を、幾らの「Price(価格)」で、どのような「Promotion(訴求方法)」方法を取りながら、どういう「Place(場所=販売チャネル)」を通して販売するのか、を表しています。
医療界における「4つのP」を当社では、「Patient(患者)」、「Practice(医療内容)」、「Promotion(訴求方法)」、「Place(立地)」の4つとしています。この考え方をまとめると次のとおりとなります。
●「Patient(患者)」:患者の疾患、重症度、属性(年齢、性別)、エリアなど
●「Practice(医療内容)」:診療内容、医療設備、自由診療(含む価格)、付加サービスなど
●「Promotion(訴求方法)」:広告、宣伝、広報など
●「Place(立地)」:立地および施設概観、アクセス方法など
特に、Promotion(訴求方法)は開業後においても、柔軟に対策を打ち続けることができるため、定期的な見直しや検討が必要とされています。具体的な訴求方法の内容ですが、例えば次のとおりです。
<Promotion(訴求方法)>
1. インターネット
・ ホームページ:患者さんから見て、医療機関選択における情報収集で特に重要になりつつあるのはホームページです。誠実で正直なことを示しつつ、できる限り多くの情報を掲載することが求められています。
・ ホームページの登録:ホームページは、作成しただけでは閲覧されません。できる限り多くの方に見ていただくためにも、医療機関紹介サイトや地域情報サイトへの登録は数多く行いましょう。
・ ホームページの広告:ホームページにおける、バナーやキーワードといった広告手法です。バナーをやりすぎるとイメージダウンになることもありますが、掲載先や掲載内容を上手に管理することで、広告効果も見込めます。
・ メールマガジン:定期的なメールマガジンは、しばらく来院していない患者さんに来院を促す効果があります。
・ blog:インターネット上の日記として、いろいろな使い方がされています。プライベート中心でも、仕事中心でもいろいろな情報提供に役立てられます。
2. 新聞雑誌(広告と広報)
・ 雑誌・地方紙広報:広告とは異なり、取材による第三者の紹介は、客観的で信頼感の高いイメージを与えます。実際には、特徴のある医療機関でないと取材をしてもらえないという問題もありますが、活用することを一度は考えてみるべきです。
・ 雑誌・地方紙連載:医療アドバイスなどのコーナーを持つことは、掲載される媒体のイメージにもよりますが、概ね知名度を向上させるのに役立ちます。
・ 新聞・雑誌広告:営利のように見えてしまい、使い方が難しいのがいわゆる広告です。ただし、複数の医療機関との協同掲載などなんらかの特集に載るのは、検討の価値があります。
3. 看板
・ 駅・バス停看板:地元の住民の皆さんがもっとも集まるのは、交通の要所である駅やバス停です。ここでは何らかの形で知名度向上の看板を掲載することが望ましいと考えられます。
・ 交通看板:郊外では、公共交通機関よりも車のほうが重要な“足”となっていることが多いです。その場合には、幹線道路沿いや交差点で信号待ちをしたら見えるところなどを積極的に活用しましょう。
・ 電柱看板:医療機関が多く出されているのが電柱看板です。値段の割りに効果は?という側面もありますが、知名度向上には役立ちます。
4. 地域営業
・ 地域医療機関:医師会を初めとしたネットワークとしても、診療を補完して患者さんを紹介しあう上でも重要ですので、関係しそうな医療機関とはネットワークを構築する必要があります。
・ 地域商店等:地域商店は、口コミの核になっていることがあります。地域に貢献し、地域を支えるのは医療機関としても重要な役割を求められておりますし、定期的な連絡や情報交換などは行っておいたほうが良いと思います。
5. 院内宣伝
・ 掲示物:手軽におこなうには、製薬企業や医師会が配布してくれるポスターを掲示することです。一方で手間はかかりますが、手書きの掲示物や先生自身の言葉を掲示すると読んでいただく可能性が一気に増えます。
・ パンフレット:掲示物と同じですが、できればクリニックならではのオリジナルなものを作成したほうが効果は高いです。
6. 院内勉強会
各種勉強会(疾病別や生活改善など)は、まだ患者になっていない住民の皆様に医療機関を知っていただく上でも効果的な機会です。また、既に患者さんになっていらっしゃる方とも、普段の診察室では話せないようなことをコミュニケーションできる貴重な機会であると思います。
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