今年の冬は晴れた日が多く、比較的過ごしやすい日々が続いていますが、空気
が乾燥している為、風邪をひかれている方も増えているのではないでしょうか?
食べたり飲んだりと何かとイベントの多い年末年始も終わり、気づいたら体重が
増えて…ダイエットに励んでいる方も多いのではないかと思います。ですが、急に
食事の量を減らし過ぎたり、偏った食べ方をしてしまうと体調をくずす原 因にもな
ります。
寒さから身を守り、元気に過ごすためには、日々の予防が何より有効です。昔
から風邪の予防には、栄養・睡眠・休養とよく言われるように、日頃から栄養が
偏らない食事をすることが大切です。栄養には、それぞれ体内で働きがあります。
炭水化物やたんぱく質、ビタミン・ミネラル等の栄養を含む食品を偏りなく食べ、
寒い冬を元気に乗りきりましょう。
●炭水化物を多く含む食べもの(ご飯・パン・めん類・いも類など)
炭水化物は、身体や脳のエネルギー源となる為、日々活動する私たちにとって
は不可欠です。最近はダイエット志向の影響もあり、炭水化物を食べない方も
多いようです。確かに、必要以上に食べ過ぎてしまえば太る原因にもなります
が、炭水化物を食べないと、エネルギー不足で疲労感や、思考力の低下を感じ
やすくなります。また、満足感が得にくいので、その分おかずを余計に食べたり、
お腹が空くのが早くなる為、間食が増え、ダイエットには逆効果となることも考え
られます。炭水化物を食べる事は、身体や脳を動かすエネルギーを補う大切な
役目があると言えるでしょう。
●たんぱく質を多く含む食べもの(お肉・お魚・卵・大豆製品など)
たんぱく質は、身体を構成する筋肉や臓器、肌や血液等を作るもととなる他、
体力保持や免疫力を高める働きもあり、いわば全身機能の維持に関わっている
といえます。
また、寒さに対する抵抗力を高め、身体を温める働きを持っています。生姜や
長ねぎ等の香りの強い野菜にも同様に身体を温める働きがある為、煮込んだり、
炒めたりして一緒に食べるとより効果的です。
●ビタミン・ミネラルを多く含む食べもの(野菜・果物/海藻・きのこ)
主に、野菜・果物類にはビタミンが、海藻・きのこ類にはミネラルが多く含まれて
います。そして、風邪予防にはビタミンAとCが有効と言われています。ビタミンA
には鼻やのどの粘膜を丈夫にし、風邪のウィルスが身体に入ってくるのを防ぎま
す。人参やほうれん草・かぼちゃ等の色の濃い野菜は体内でビタミンAに代わる
カロテンが豊富です。そのまま食べるより油と一緒の方が吸収率が良い為、炒め
物などの食べ方が有効ですが、普段より色の濃い野菜を多めに食べるだけでも
十分でしょう。ビタミンCは寒さのストレスから身体を守ったり、身体に入った風邪
のウィルスとたたかう働きがあります。果物に多く含まれるイメージがありますが、
ブロッコリーやピーマンなど比較的色の濃い野菜にも同じ位含まれています。
同様に、ミネラルにも細菌やウィルスに対する抵抗力を高める働きがあります。
毎日の味噌汁や料理のトッピングとして加えれば無理なく食べる事が出来ます。
風邪が流行るこの時期、毎日の食事を見直してみてはいかがでしょうか?
(管理栄養士 鶴田 和子)





