麺類は、
(1)速く消化される
(2)あまりかまないで食べる
(3)炭水化物(糖質)に偏る
という理由から、太りやすいメニューになることを先月お話しました。
メタボ予防には、カロリーオーバーにならないことと、必要以上の脂質を
とらないことが大切です。そのためには麺類を食べるときにもメニューの
選び方がメタボ予防のポイントとなります。
例えば、40歳の男性で、事務系の方の場合、
1日の必要エネルギー量は2000kcal 脂質は 40~50 g
です。
めんの料理で、注意が必要なことは、アブラもののようではないけれど、
実は料理の過程での油の使用や、動物性脂肪の多く入ったものが使われます。
ですから、脂質の量が多くなるものがあるのです。
麺の表面積は意外と多く、料理の過程で、その表面にアブラが麺の表面に
コーティングされたような状態で食べることになりますから、気づかない
うちにアブラの摂取量が多くなるのです。
料理の例で示すと、普通のかけうどんは 380kcal 脂質 6gですが、
カレーうどんにすると 680kcal 脂質 38gと、カロリーは300kcal多く、
脂質は6.3倍になります。これは、カレーのルウに脂質が多いためです。
汁を少しでも残すことでカロリー控えめにはなりますが、かけうどんに
比べると脂質の多さが気になるところです。
『スパゲティ』のボンゴレは 570kcal 脂質21gですが、カルボナーラ
は 780kcal 脂質40gとカロリーは約200kcal多く、脂質は2倍になります。
カルボナーラは、ベーコンや乳製品が多く使われるため、てんぷらを食べ
たときと同じくらいの脂質の量となります。
このように、カレーうどんやカルボナーラなどは1食で1日に必要な脂質
をとってしまう料理です。ですから、このような食事をした日は、おやつに
ケーキやクッキーなど、脂質の多いものではなく、せんべいや果物など脂質
の少ないものにし、夕食にはひき肉料理や揚げ物、マヨネーズなどは控える
と良いでしょう。
カップめんなどのインスタント食品は、表示の部分に『油揚げめん』と
書かれているか「ノンフライめん」「生めん」と書かれているかを確かめ
ましょう。『油揚げめん』の場合は1個で、1日の約半分の脂質をとって
しまいます。せめて、汁は飲まないようにし、できるだけ、ノンフライや
生めんを選ぶようにすると脂質のとりすぎを防ぎ、カロリーも控えめになり
ます。
★今月のレシピ <糸こんにゃく(しらたき)で作るさっぱり冷やし中華>
材料 :糸こんにゃく、青しそ、トマト、きゅうり、ハム、薄焼き卵、たれ
作り方:糸こんにゃくはゆでて冷まし、刻んだ青しそをあらかじめたっぷり
まぶし、細切りした具をのせて、お好みのたれでいただきましょう。
糸こんにゃくは、ノンカロリーで、便通を整え、血糖値の急な上昇を抑え
たり、余分なコレステロールの排出などをしてくれる食物繊維が豊富です。
めんと同量だと消化不良になることもありますから、まずは、めん1玉の
半量くらいからお試しください。
(管理栄養士 蛯原啓子)





