パンは、朝食だけでなく、昼食や間食にと日本人に欠かせない食べ物とな
ってきました。手軽に食べることができ、種類も豊富で、食べ飽きることが
ありません。
しかし、このパンの選び方や食べ方、組み合わせ方を誤ると、体重は急速
に増加していきます。
パンの注目すべき点は、
1)重さは軽いのに
2)脂肪が多く
そのため
3)カロリーが高く、
種類によっては
4)砂糖も多い。
手軽だけれど
5)ご飯に比べ、すぐにおなかが空くことです
パンは、ご飯とカロリーを比較してみると6枚切り食パン1枚とミニのク
ロワッサン1個とご飯軽く1杯が、同じ160キロカロリーです。
重さで比較すると、食パンは60g、ミニクロワッサンは35gですが、ご飯
は100gと同じカロリーを摂取しているのにパンがご飯に比べて約半分の重さ
です。
しかし、食品中に含まれる脂質の量は、ご飯の脂質は0.3gで、食パンが
2.64gですから食パンでもご飯の8.8倍も含まれています。これは、バターや
マーガリンを塗らなくても8.8倍ですから、食べる時に塗るとさらに多くなり
ます。バターたっぷりで焼くクロワッサンは、さらに多く、わずか35gの小
さなパンに9.5gの脂質ですから、ご飯の31倍にもなります。しかも、ミニ
クロワッサンだと1個ではなく2個くらい食べてしまう方が多いのではない
でしょうか。
パンの中でも、栄養バランスがとれていると思われがちなパンにサンドイ
ッチがあります。
しかし、このサンドイッチは、実際には、もともと脂質の多い食パンに、
具材からの水分が移行しないようにマーガリンやバターが塗られ、そこにマ
ヨネーズであえた卵やツナが入ります。
理想の食事の脂肪のエネルギー比率は、20~25%なのですが、サンド
イッチは、約50%と高脂肪となります。コンビニの三角のミックスサンド
1個で1日に必要な脂質の約3分の1の脂質(14g)をとります。
「アブラものは食べない」と思っていても、サンドイッチや、クロワッサン
を常食しているとアブラモノを食べているのと同じことになります。しかも、
サンドイッチでもたんぱく質やビタミンは不足していて、良いバランスとは
いえません。
ですから、ベーカリーを通るたびに レジに並ぶ前に、あの香ばしい香り
に誘われるままに買ってしまい、ついつい毎日のように食べてしまうと、満
腹感は少ないのに 体脂肪が増え、体重が増加していくというわけです。
パンを食べる日があっても良いのですが、食べる頻度や量、そして、食べ
るときの組み合わせ、そして、食べたその次の食事やおやつには、砂糖や脂
質の少ない食事を心がけたいものです。
パン食の時など、いつものサラダにゆでた大豆や季節の青菜もプラスする
と栄養のバランスがよくなります。ドレッシングは、マヨネーズ、オイルタ
イプではなく、ノンオイルタイプを選びましょう。
<春野菜と大豆のサラダ> 1人分
材料 : 菜の花 30g
春キャベツ 30g
ゆで大豆 20g
トマト 30g
卵 20g
◎ ノンオイルドレッシング または、ポン酢
作り方 :1 菜の花は塩少々を入れてゆでて2~3センチに切って
絞る
2 キャベツは、2~3センチに切ってさっとゆでる
(生で千切でも)
3 大豆は、水煮缶もしくは水煮パックでOK
4 トマトは、食べやすい角切りに
5 卵は、水から15分ゆでてカラをむいて角切りか、輪切
りに
6 1~4をボールに入れ、軽く混ぜ、食べる直前にノン
オイルドレッシング、または、ポン酢であえる
7 卵は 最後に器に散らして彩りよく
《 減塩したい方へのワンポイント 》
別皿にドレッシングを入れ、食べるときにかるく付けながら食べると、
あえてしまうより塩分の摂取量が少なくてすみます。
(管理栄養士 蛯原啓子)





