寒い季節は『冷え性』でなくても冷えない工夫は大切です。『冷え』に実
は、食生活も深い関係があります。冷たく冷やした食べ物を食べることは、
もちろん体を冷やしますが、それだけでなく体温調節機能にトラブルが起き
る原因は、いろいろあります。そのなかでも甘い食べ物は、食べるときの温
度にかかわらず体を冷やす性質をもっているので注意が必要です。
食べ物には、調理の方法にかかわらず、体を温めるものと体を冷やす性質
の食べ物があります。農作物は、暑い季節によく採れる作物(きゅうり、ト
マト、レタス、なす)は、体を冷やす働きが、冬に採れる作物(大根、ごぼ
う、にんじん、かぶ、ねぎ)には、体を温める働きがあるとされています。
ですから、熱帯産の作物は、体を冷やす性質があると言われています。
お菓子やジュースなどに含まれている砂糖も原料となるサトウキビは南の
暑い国でしか採れないものですので、体を冷やす性質があります。砂糖は、
とりすぎると血糖や中性脂肪が増え、血行が悪くなったり、体内の脂肪分を
熱に変えるという消費をしにくくするので、太りやすくなります。甘いお菓
子をたくさん食べることは、カロリーだけが問題ではないのです。
砂糖は、粉の状態で見るとこんなに食べるのは・・・とブレーキがかかり
ますが、ジュースのような液体や、お菓子、煮豆のように溶けて食品中に混
じってしまうとわかりにくくなります。ですから、水分補給で甘い飲み物を
摂ることは控えましょう。
一日に摂取しても問題ない砂糖の量は、まんじゅう1個程度、20gくら
いです。ですから、何個も食べたり、ジュースと甘いお菓子など、砂糖が重
なる食べ方は、冷え性になりやすく、それは、やせにくく、太りやすいとい
うことになります。
バナナやマンゴーは、体を冷やす果物の代表ですが、その他国内でとれる
果物も桃やざくろ以外の果物は体を冷やすと言われています。ただし、レー
ズンなど干した果物は、水分が少なく体を冷やしにくいといわれています。
みかんなど、ビタミンたっぷりで、風邪の予防になるからと食べ過ぎると体
を冷やすことになります。食べるのであれば、1日1~2個、朝や昼など、
体を動かす時間帯にしましょう。
<冷やした体を温める料理に変身させる ワンポイント>
おろししょうが・にんにく・・・いつもの味噌汁やスープ、しょうゆに
まぜて、肉や魚にも
ニラ、唐辛子・・・料理の仕上げに加えましょう
(管理栄養士 蛯原啓子)





