プラタナスネットワーク  
   
 
プラタナスは、医療の祖ヒポクラテスの木です。 ヒポクラテスはこの木の下で、弟子達に「患者のことを第一に考えろ」と教えたといわれます。 ネットワーク・クリニックは、あなたと、ご家族の健康を総合的、継続的に守る「ファミリードクター」の診療所で、 カルテの完全開示を初め、サービス業としての新しい医療を目指しています。
 
 

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2003年08月05日

8 月号

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┃■┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 8 月号 ┃■┃■┃■┃
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━━ ご挨拶 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆様こんにちは! ようやく夏本番ですね。今号も盛りだくさんの内容で
お届けいたします。「医療経済」という、いつもとは違う角度からの特集も
ありますので、ご意見・ご感想・ご要望など遠慮無くお寄せ下さい。
それでは今月も早速 HOT!@用賀からどうぞ!
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@8月
─ シリーズ連載 1 ─> 家庭医って何ですか? ( 最終回 )
─ シリーズ連載 2 ─> 今後の医療経済はどうなる?( 第1回 )
─ ブックレビュー ─> 「伝統食の復権」「食と日本人の知恵」
─ クリニック情報 ─> 各医師の専門とお盆休み
─ お知らせ ─> 患者様アンケート実施中!

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┃▼┃HOT! Topics 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2003年8月
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8 月に入り、ようやく梅雨明け。いよいよ夏本番ですね。ギラギラした太
陽が顔を出し、うだるような暑さの日も多いはず。これから家族で夏休みの
旅行などをされる方も多いのではないでしょうか。せっかくの楽しい計画も
体調を崩したのでは、台無しになりますよね。普段から体調管理をきっちり
として、海へ山へと、よい夏の思い出をお作りください!

まず、ここ 1 ヶ月の用賀、世田谷地区の病気の動向についてですが、 7
月に目立ったのは幼児を中心に蔓延している「ヘルパンギーナ」「手足口病
」「咽頭結膜熱」といった、いわゆる「夏かぜ」です。全国的には咽頭結膜
熱は過去 10 年で最高の流行をみせているようです。「無菌性髄膜炎」も例
年より多く報告されていますので、注意が必要です。

テレビなどでも報道されていますが、今年は「手足口病」で髄膜炎や脳炎
をおこされる重篤症例も、ごくわずかですが存在するようです。「手足口病
」を引き起こすウイルスには何種類かあるのですが、今年はエンテロウィル
ス 71 の流行年なのです。
もともと「手足口病」は良性の経過をたどる疾患なのですが、近年、東南
アジア地域でエンテロウィルス 71 感染による小児の感染症において、中枢
神経系の重篤な合併症が起きる例が報告されました。過度の心配は不要です
が、「手足口病」に罹って熱が長びいたり、頭痛、嘔吐といった症状がでて
くるようでしたら早めに受診してくださいね。

この「夏かぜ」には、予防接種や特効薬はありません。通常は数日から 1
週間ほどの間に、体に備わった免疫の働きでウィルスの増殖が抑えられ、自
然に治まってくるものです。しかしなかには、無菌性髄膜炎など入院が必要
なケースもありますので、ご心配な時には是非ご相談ください。

また、これからの暑いシーズン、重症の場合には命をも落とすことになる
「熱中症」には要注意です。熱中症は、7 月下旬から 8 月上旬の梅雨明け
直後に特に多く、また、夏季以外でも急に暑くなったときなどに起こりやす
くなります。

毎年繰り返しニュースになるのに無くならない事故のひとつに、幼い子供
が車中へ放置され死亡する、というものがありますよね。そんな悲しい事故
も「熱中症」のひとつなのです。ちょっとした親の油断がとんでもない惨事
をひきおこしますので、くれぐれもご注意ください。もちろん炎天下の中、
スポーツをされたり、屋外で仕事をされている人も要注意です。睡眠不足や
疲労の蓄積など、体調が万全でない時は特に熱中症になりやすいので、日頃
の体調管理は大変重要です。

予防としては、できるだけ直射日光を避けることが大切です。帽子や日傘
を有効に活用しましょう。またこまめな水分補給を十分に行ないましょう。
汗が出なくなったら要注意です。また、水分だけでなくて塩分も不足してい
ることを忘れてはいけません。糖分もとると、より効果的です。その点で、
すべてを一度に補給できるスポーツドリンクが有効と考えられているのです。
運動中も無理をすることなく、気分が悪くなれば早めに涼しいところで休む
ことが賢明です。

最後にもうひとつ、夏場は食中毒にも要注意です!

この時期に多い食中毒菌は「腸炎ビブリオ」です。海の魚介類を生で食べ
ることで発症しやすいのでご用心を。もちろん、サルモネラやカンピロバク
ター、ブドウ球菌、大腸菌も原因のことがありますし、腸管アデノウィルス
の感染もあります。下痢、腹痛、嘔吐などの症状がでた場合は、早めの受診
をお勧めします。

健康で、事故のない楽しい夏を過ごせるように、くれぐれも日頃の体調管
理に、ご留意ください。

( 医師 田中 勝巳 )


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┃▼┃シリーズ連載: 「家庭医」って何ですか? ( 最終回 )
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これまで「家庭医」について 2 回にわたってお話ししてきましたが、最
後に「家庭医」の賢いかかり方についてご説明したいと思います。

体の具合が悪い時に、最新の設備があるからといって大病院や専門医をま
ず受診することが、もっとも良いことでしょうか?

日頃からあなたや、あなたのご家族のことをよく知っている「家庭医」に
まずは相談してみましょう。今かかっている病気やこれまでにかかった病気、
何の薬を飲んでいるかなど、普段から「家庭医」に相談していれば、いざと
いう時に適切な判断を下し、最適な診療を行ってくれます。

また、あなたのご家族の健康、体のことについても気軽に相談にのってく
れるため、普段からの健康増進にも役立ちますよね。日頃から、健康問題の
あらゆることに相談にのってくれる自分の「主治医」がいれば、大きな病院
で高度な専門医療が必要になったときも、セカンドオピニオンとして相談に
のってもらえることができ、安心して医療を受けることができます。

こういったゲートキーパー的な役割と健康相談を担う「家庭医」を中心と
した医療供給システムが、医療費の費用対効果に優れていることは世界の各
国で証明されていることなのです。

では、「家庭医」をどのように選んだらいいか考えてみましょう。

もちろん相性の問題が大きく、コミュニケーションをしていて、この人と
は波長が合うけれど、この人とは合わないと感じる場合もありますよね。こ
れも大事なことだと思いますので、自分がこの医者なら何でも話せるかなと
感じる相性の合う医師を選ぶべきです。

次に、親身になって話をきいてくれ、何でも相談にのってくれる医師を探
すべきです。「用賀アーバンクリニック」をはじめ、頼れる開業医の先生な
ら、あなたの健康問題について相談してみると、かえって喜んで聞いてくれ
るはずです。

そして、継続して診てもらえる医師を選ぶこと。継続的に診察してもらう
ことで、気軽に自分の健康相談ができるだけでなく、データを日頃から一カ
所に集中させておくことで、検査のダブリの防止、検査費用・医療費の節約
につながります。

もし入院しなければならないときには、その「家庭医」にまず相談してく
ださい。もちろん、入院してからも治療法や検査のことで相談にのってくれ
るはずです。

アメリカの家庭医学会では「家庭医は何を専門にしているのですか?」と
いう質問に対して以下のように答えています。

「家庭医はあなたを専門にしている医師です。
( The Doctors who specialized in you )」

とてもいい言葉ですよね。用賀アーバンクリニックでは、この言葉に共感
し、みなさまに「家庭医」の機能を提供できるような医療を目指しています。
「家庭医」に関するご興味やご質問は、是非遠慮なくお問い合わせください。

( 医師 田中 勝巳 )


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┃▼┃シリーズ連載: 今後の医療経済はどうなる? ( 第1回 )
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今年の 4 月に患者の自己負担が、サラリーマン本人の場合も 2 割から 3
割に上がりました。老人の負担額も増えています。医療費の負担は、私たち
の生活に密接に影響があるため、今後、医療経済がどうなるか、はとても気
になるところです。用賀アーバン・メルマガでは、今、医療経済の世界で起
こっていることをシリーズでご説明させて頂きます。

ご存知だとは思いますが、日本は国民皆保険制度をとっています。国民皆
保険制度とは、日本の国民全員が、国が定めた医療保険に加入している制度
を言います。例えば、アメリカは、民間の保険に自由に加入する制度をとっ
ていますので、医療保険に加入しておらず、十分な医療サービスを受けるこ
とができない人が発生し、大きな社会問題になっています。日本の場合は、
全ての人が保険に加入しているので、保険がないから医療サービスが受けら
れない、という人は原則として発生ません。この制度のお陰もあり、日本は
2000 年の WHO 評価では、医療の質、平等性から世界で 1 位に選ばれまし
た。国民皆保険制度は、わが国が世界に誇れる制度です。

しかしながら、この国民皆保険制度も世の中の動きとともに課題が発生し
ています。昭和 36 年に国民皆保険制度ができて、40 数年経ち、当時では
予測できなかった問題が出現しました。最大の課題は、人口構成の変化、い
わゆる「少子高齢化」です。平均して老人は、若い人の 5 倍病気をします。
入院も 5 倍、通院も 5 倍です。このため人口が高齢化すると病気に掛る人
の割合が増えます。一方、それを保険として支える若い人は益々減っている
のが現状です。

現在、保険で支払われる医療費は約 30 兆円です。1985 年には 16 兆円
だったものが、たった 15 年の間で 2 倍になってしまいました。医療費の
今後の推移に関しては、2025 年に 70 兆円という推定値も出ています。医
療も重要な産業であるから、70 兆円を医療に使うべきだという議論はあり
ますが、それを全額保険で賄うことにはかなり無理があると思われます。

このため、今後の医療費自己負担に関しては、増えることはあっても、
減ることは絶対ない、というのが予測です。方法としては、

1.国民皆保険制度の建前を崩し、医療保険は最低限の医療サービスをカ
バーし、それを超える部分( 例えば、高度医療 )は自己負担で払う、
「 2 階建て方式」( いわゆる混合診療 )

2.国民皆保険制度の建前を保持し、自己負担比率を上げる

の 2 通り考えられます。ただ、後者の場合も、例えば自己負担率が 5 割、
6 割になった場合、まだ「国民皆保険」制度といえるかどうか、は疑問です。

いずれにしても、日本は永らく、「水と安全と医療は只」( もしくは非常
に個人負担が少ない )という良い時代を享受して来たのですが、水と安全が
只でなくなり、医療も負担が掛るようになってきました。これからは、患者
さんも自分の健康を主体的に自分で守り、家計の自己防衛に努める必要があ
る時代になりました。このためには、自分の健康状態、一般的な疾病の発生
構造、病気の予防について知るだけではなく、医療機関を上手に使う方法に
ついても知識を持つことが重要です。

次回は医療経済に絡めて、医療機関の効率的・効果的使い分けについてご
説明させてください。

( 患者様サービス担当 大石 佳能子 )


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┃▼┃ブックレビュー:「伝統食の復権」「食と日本人の知恵 」( 第1回 )
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夏休みといえば読書感想文!というわけではないのですが、我々スタッフ
が、なるほど~、と感じた書籍など、簡単にご紹介していきたいと思います。
もちろん評者の主観、個性などが反映されており、必ずしも客観的なもので
はない点は、ご了承下さい<(_ _)>

▽「伝統食の復権」 島田彰夫著 東洋経済新報社

アレルギーという病気が、これほどまでにメジャーになり、「国民病」と
いわれるまでになるとは誰が想像したでしょうか。生まれてくる子の 1 / 3
はアトピ-性皮膚炎やぜんそく、鼻炎など何らかのアレルギーを持ち、全国
民の 10 人に 1 人は花粉症持ちという。また高血圧や糖尿病、脳卒中、大
腸がんといった病気も軒並み急増しているのは皆様ご周知の通りです。

いったい日本人の身体に何が起こっているのか? そしてこの「体質」を
変えるにはどうしたらよいのか?

現代日本におけるこれほどの不健康の理由を、「食」という窓を通して解
き明かすのが本書です。戦後の高度経済成長の中で、日本の食文化を否定す
ることによって進められた、「牛乳でカルシウムを摂ろう」「ごはんよりお
かずを食べよう」「肉で力がつく」といった、いつの間にか常識化されてき
た我が国の栄養教育が、いかにいびつで間違ったものであったかを思い知ら
されます。著者は国立大学の教授でありながら、タブーを破り、真実を隠す
ことなく伝えています。

たかだかこの数十年で、これほどまでに食生活が変化した民族は世界中ど
こにもありません。その結果、悲しいことに上記のような病気が爆発的に増
えているのは、医学的にも疑いようのない因果関係です。いつでも何でも食
べられる豊かな時代。そろそろ我々は立ち止まり、身体を作る根元である「
食」について、きちんと知りしっかり考えるべきと感じました。

▽「食と日本人の知恵」 小泉武夫著 岩波現代文庫

古来日本人がその探求心、こだわり、知恵の数々を注ぎ込んで創造し、そ
して保ち続けた食が、いかに理にかなっているか。梅干、納豆、味噌、酒、
鰹節、、、。 まだ細菌学も無い頃から麹や発酵を見事に操り、糠( ぬか )
や粕( かす )をひとつも無駄にしないばかりか、豊富な栄養と奥深い味に変
化させる凄さ。

発酵学者の第一人者である著者が語る百話の蘊蓄は、前述本の話を実践し
ようとする時に、日本人としての誇りと文化、そして美味しさを教えてくれ
る素敵な本です。

和食文化の奥深さを認識し、日本人に生まれたヨロコビを腹一杯感じたい。

( 副院長 遠矢 純一郎 )


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┃▼┃各医師の専門とお盆休み
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▼ 最新の時間割はこちら↓をご覧下さい。

http://www.plata-net.com/network_clinique/yoga/yoga_body04_2.html

▼ 8月の休診日

日曜日、8/13(水)~16(土)( お盆休み )

▼ 各医師の休診日

今月から来月にかけて、各医師ごとに以下のお休みを頂きます。ご迷惑
をおかけしますが、以下の医師が代診致しますので、よろしくお願いいた
します。

野間口:8/11(月) → 遠矢
12(火) → 遠矢
遠矢: 8/25(月) → 野間口
28(木) → 田中
29(金) → 野間口
田中: 9/ 5(金) → 野間口
8(月) → 遠矢
9(火) → 遠矢

▼ 受付時間

月~金 8時~19時30分( ※木 13時~15時 は休診 )
土 8時~12時30分

▼ 専門外来受診の方は、下記担当医師の診察時間内にご来院下さい。

野間口: 頭痛、巻爪、脳神経外科、外科一般
遠矢: アトピー、喘息、アレルギー疾患、呼吸器科、禁煙、巻爪
田中: 循環器科、生活習慣病( 糖尿病、高脂血症、高血圧 )
藤原: 糖尿病、高血圧症、生活習慣病
高瀬: 小児心療内科
鈴木: ペインクリニック
山口: 呼吸器科、小児科

( 患者様サービス担当 上出 晴奈 )


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┃▼┃お知らせ:患者様アンケート実施中!
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当院では、よりよい医療、サービスを提供するため、皆様のご意見をお伺
いしたいと思っております。ご来院の際に、アンケート用紙をお渡ししてお
りますので、お手数ですがご協力頂けましたら幸いです。

お伺いした結果は、当院の診療・サービスの改善に役立てるとともに、院
内やホームページ、また当メルマガでもご報告していきたいと思っておりま
す。

なお、只今このアンケートをオンラインでご回答頂けるよう準備しており
ますので、追ってご案内させて頂きます。よろしくお願いいたします。

( 患者様サービス担当 上出 晴奈 )


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〔 ご意見・お問合せ 〕 mm-info@yoga-urban.ne.jp
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Posted by kuc at 13:09
 
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