鎌倉市の生活情報新聞「鎌倉生活」の2005年12月10日号に載った私のインタビュー記事です。
Q かぜが流行っていますが、子どもはすぐ熱が高くなって、39度もあるとお母さんはあわててしまいますが。
A 大人の39度とはちがい子どもの熱の39度はそれほど高いものではないのであわてる必要はありません。かぜはウィルスで起こるものでそのウィルスに直接効く薬はありませんが、かぜ薬はかぜの症状を和らげ、合併症を防ぎ、本人の快復力を十分発揮できるのを邪魔しないで助けるものです。本人の快復力を発揮する環境のベースとなる水分の補給、安静は大切なものです。
Q 風邪にきく抗生物質はないのですか
A ウィルスに効くのは抗ウィルス剤で一般的に現在使われているのは、インフルエンザと水ぼうそうに使われているものです。かぜがウィルスで起こると言っても、二次感染で抗生物質が必要な細菌感染を起こすこともありますし、今年の秋から流行しているマイコプラズマ感染症は始めかぜの症状で気管支炎や肺炎になっていくものあり、抗生物質は治療に必要な薬剤です。
Q 夜になって熱がでたらすぐ救急外来を受診する必要がありますか。
A 抗ウィルス剤にしろ抗生物質にしろ発症して数時間のうちに服用しなければ効果がないというものはありません。寒い中救急外来をあわてて訪れる必要はないでしょう。小児科の夜間救急外来の90%以上は翌日受診しても問題ない患者さんです。熱があれば機嫌が悪いのは当然ですが、不機嫌でも活発であればようすを見てもらって大丈夫でしょう。夜、受診をしようかと思うとき、この話しを思い出していただきちょっと落ち着いて様子をみてみましょう。それでも不安がある時、受診すれば良いでしょう。こそだても経験しないと分からない事が沢山ありますが、具合の悪いときは本能的にいやな感じが伝わってくるものです。まずはちょっと落ち着いてみるのも大事でしょう。
Q 核家族でおばあちゃんのアドバイスも受けられないということもあるのでは。。。
A いや、今どきのおばあちゃんは孫かわいさで、自分のしてきた子育てのことを忘れて母親より慌てて病院へというかたも多いですよ。どのレベルから急いで受診した方が良いかということを簡単に言うことは出来ません。ちょっと冷静になって、それでも不安があったら受診するいうことで良いと思います。それで軽症だったとしてもそれが子育ての経験になっていきますからね。
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